歴史

◆ 1994年 春

---三遊亭新潟 西池袋4丁目界隈に移り住む---

 ニッポン放送の昼の番組『ラジオビバリー昼ズ』で、パーソナリティーの高田文夫氏が当時、度々話題にしていた貧乏落語家 三遊亭新潟(現・白鳥)が西池袋4丁目のとあるアパートの二階に引っ越してきました。そのアパートの正面にその番組のリスナーだった、古川和芳氏(管理人の兄)が住んでおり、貧乏落語家を救う会なる物を秘かに結成、その一環として始まったのがこの落語会でした。(その後、発起人の古川氏はいつの間にか姿を見せなくなりました。)

 

◆ 1994年 6月頃

---三遊亭新潟・金原亭桂太 二人会『並木橋落語会』始まる---

隣町(南長崎)に住む同じく名も無き貧乏落語家 金原亭桂太(現・馬遊)と一緒に、新潟の住むアパートの斜め前にある栗田宅大広間を借りて、2ヶ月に一度『並木橋落語会』が開催される事となりました。発足当時は物珍しさもあり町内の人達も大勢集まり、「東京かわら版」を見て来てくれた方も含め平均20名以上、最高で30名以上の観客動員がありました。(その数も2年目を過ぎた頃から序々に減っていきました。)


◆ 1996年 春

---落語道場と合併---

 当時、落語協会の二階で、新潟・菊若(現・古今亭駿菊)・林家彦いち・五街道喜助(現・桃月庵白酒)の5人で開催されていました二つ目勉強会『落語道場』が会場使用料の捻出が困難になったとかで、並木橋落語会と合併し『並木橋落語道場』として総勢6人で再出発する事となりました。(6人全員が出演する事は殆どありませんでした)出演者の人気も定着し観客動員も平均20名以上を保っていました。特に1998年頃の新潟くんは人気もうなぎのぼりで仕事も増え、貧乏落語家の汚名は完全に返上していました。


◆ 2001年 9月

---新潟(白鳥)・菊若(駿菊)・桂太(馬遊)真打昇進---

真打昇進を機に白鳥・駿菊が並木橋落語道場を卒業し、代わって菊朗(現・古今亭菊志ん)が加入しました。この頃、寄席の名前が『並木橋落語会』に戻りました。


◆ 2002年 3月

---彦いち 真打昇進---

真打昇進を機に 彦いちが並木橋落語会を卒業し、代わって林家きく麿、鈴々舎風車が加入し、5人で再出発しましたが、この頃から序々に観客動員数が減少し、平均10人程度になっていました。

 

◆ 2005年 9月

---喜助(白酒) 真打昇進---

真打昇進を機に白酒が並木橋落語会を卒業。

 

◆ 2007年 3月

---菊朗(菊志ん) 真打昇進---

菊志んが真打披露などで休演が続いていた為、三遊亭天どんが並木橋落語会に加入しました。

 

◆ 2007年 12月

---馬遊が並木橋落語会を卒業---

当落語会発足時から出演し続けてくれました馬遊が12月の会を最後に卒業しました。

 

【新装 並木橋落語会 スタート】

◆ 2008年 1月

---並木橋落語会 再出発---

卒業して行った師匠たちに、年に1度ゲストという形で出演をお願いし、一噺家の勉強会ではなく、毎回大勢のお客様でいっぱいになる、充実した落語会を目指し再出発しました。


◆ 2008年 8月

---新装なって着々進化---

ゲストに白酒師匠を招き、初の大入り40名のお客様に来ていただきました。新装になって着々と進化していると実感しました。


◆ 2008年 12月

---菊志んが並木橋落語会を卒業---

白鳥師匠、馬遊師匠のダブルゲストで来場者46名という記録を樹立。 おでん忘年会も盛大に行われました。 この年で菊志んがレギュラー出演者から卒業しました。


◆ 2009年 2月

---志ん公が新レギュラーに---

菊志んが初のゲスト出演しました。尚、この会から古今亭志ん公が新レギュラーとして加入しました。

 

◆ 2010年 9月

 ---きく麿が真打昇進---

林家きく麿が真打昇進しました。

 

◆ 2011年 12

 ---会場が移転しました---

旧会場が改築工事に入る為、三本木工務店 地下集会室をお借りしての開催になりました。

 

◆ 2013年 9

 ---天どん真打昇進---

三遊亭天どんが真打昇進しました。(初代・三遊亭天どん)

 

◆ 2014年 2

 ---きく麿師匠が卒業・林家扇が新レギュラーに---

林家きく麿師匠に代わり、林家扇が新レギュラーとして加入しました。

 

◆ 2014年 4

 ---風車・志ん公の真打昇進---

レギュラーメンバーが同時期に真打昇進しました。

 - 風車改め、4代目・柳家三語楼

 - 志ん公改め、5代目・古今亭志ん好

 

◆ 2014年 4

 ---天どん師匠が卒業・三遊亭ぬう生が新レギュラーに---

三遊亭天どん師匠に代わり、三遊亭ぬう生が新レギュラーとして加入しました。

 

◆ 2014年 8

 ---志ん好師匠が卒業・春風亭一蔵が新レギュラーに---

古今亭志ん好師匠に代わり、春風亭一蔵が新レギュラーとして加入しました。

 

◆ 2015年 3

 ---ぬう生真打昇進---

三遊亭ぬう生が真打昇進しました。(初代・三遊亭彩大)

 

◆ 2016年 5

 ---彩大師匠が卒業・入船亭遊京が新レギュラーに---

三遊亭彩大師匠に代わり、入船亭遊京が新レギュラーとして加入しました。

 

◆ 2016年 12月

---三語楼師匠が卒業・柳家ほたるが新レギュラーに---

柳家三語楼師匠に代わり、柳家ほたるが新レギュラーとして加入しました。

◆ 並木橋落語会の名前の由来

並木橋とは、その昔、会場となっている栗田宅の東側に谷端川という川が流れており(現在では、フタがかぶせられ、下は下水溝、上は児童公園になっています)会場入り口付近に橋が掛けられていました。その橋の名前が並木橋だったので、並木橋落語会という名が付けられました。

(※なお、渋谷にある並木橋とはまったく関係ございません。)

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